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π(パイ)

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これはダーレン・アロノフスキー監督・脚本の映画「π」(1997年・米)のDVDです。
日本ではたしか、渋谷の単館系の映画館で上映されていました。公開当時、渋谷ビームス周辺の路上に白いスプレーペンキで書かれた「π」の文字があちこちに散っていたのを思い出します。映画の宣伝活動の一環だったのでしょうが、その事情を知らなければ普通の人はそのπが何を意味するのか分からず、きっと不思議に思ったに違いないでしょう。

肝心の映画のあらすじはこんな感じ(Amazonレビューから抜粋↓)。

世界中の事象はすべて数式で表現できるという信念のもと、株式市場の分析に勤しんでいた学者マックスは、ある日コンピュータの故障から弾き出された、ユダヤ教の神を表すといわれる216桁の数字に注目し、その分析をするうちに妄想の世界へと入り込んでいく…。 モノクロ映像の中に数字という知的かつ無気質な媒介を用いて、宗教的かつ哲学的要素を描出する異色スリラー映画。アメリカではカルト的人気を博し、日本でもクリーン・ヒットを記録した。テクノを多用した音楽と数字の文字映像との融合が不思議とピッタリで画面に入り込むような感覚を通じ、主人公さながら観客も妄想の世界へとトリップしていくかのような錯覚を与えてくれる。

ホラー映画は嫌いだけど、こういうインディペンデント系のスリラー映画は好き。人を恐怖に陥れることを第一目的とした映画や、気持ち悪いシーンを全面に出して観客の気持ちをもてあそぶ映画がキライ、ということですね。
by ppompie | 2009-02-15 01:13 | 映画


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