『
ウディ・アレンの夢と犯罪』(原題:Cassandra’s Dream)がいよいよ今春に公開されるようです。
本作より後の『それでも恋するバルセロナ』(2008)が昨年日本で公開されたのでこっちはもうダメかなと思っていましたが、何とか見られるようでよかった!ウディの作品を欠かさず観てきた者からすれば、1本たりとも見逃したくないわけです。ただ、今回はそのタイトルから想像がつくようにテーマが暗いのが気になりますが…。内容的に一般ウケしないから映画配給会社に敬遠され、公開が結果的に遅くなったというのが私の勝手な推理ですが、どうなんでしょう? だって、スカーレット・ヨハンソンやペネロペ・クルスなどが出ている『それでも恋する…』に比べたらやっぱり、ね~。
ところで、原題のCassandra’s Dreamは直訳すると『カサンドラの夢』ですが、今回の邦題は『ウディ・アレンの夢と犯罪』となっていました。「
カサンドラ」のことを知らないと、せっかくタイトルに「カサンドラ」と入れても、その意味が半分も伝わらなくなってしまうから? 内容の全体的な雰囲気を汲んであえて「夢と犯罪」とした字幕翻訳者(配給会社?)はさすが、と思いました。
今春公開、か。
3月か4月あたりかな~
P.S.
『ウディ・アレンの○○』という邦題の作品はこれまでにもいくつかあったので、調べてみたら今回の作品をのぞいて5本ありました(↓)。
『ウディ・アレンのバナナ』(1971)
『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』(1972)
『ウディ・アレンの愛と死』(1975)
『ウディ・アレンの重罪と軽罪』(1989)
『ウディ・アレンの影と霧』(1992)