昨日の脱線話の続き。
私のブログのハンドルネーム(というのかよく分からないけど)「ポンピー(Pompie)」は、実はシャーロック・ホームズの物語『スリー・クォーターの失踪』に出てくる、ある生き物の名前にちなんでいます。
それは、「ずんぐりして耳の垂れた白と茶のぶちの、ビーグルよりは大きくフォックスハウンドよりは小さいくらいの犬」(訳書から一部抜粋)で、たぶん
こんな感じに近いはず。ドラッグハウンド(擬臭を使用する遊猟用に訓練された猟犬)の一種のようですが、正確な犬種はよく分かりません。
ホームズは依頼人の知り合いから借りてきたポンピーの鋭い嗅覚を利用して、事件に関係する重要人物を追跡するのですが、その道中で当人が突如として出現!ホームズは臭いを嗅ぐのに夢中で動くのをいやがるポンピーをずるずると引きずりながら畑地の門内に急いで飛び込み、生垣の後ろに身を潜めます。私はそのコミカルな情景が気に入り、自分の「ハンドルネーム」にしようと決めたのでした。
ただ、ポンピーに決めたのはよかったのですが、綴りまで気を配っていなかったのがちょっとくやしい。『スリー・クォーターの失踪』の原書を読むとポンピーはPompieではなく、Pompeyとなっていたからです。ところで、Pompeyはポンペイウス(Pompeius)の英語表記ですが、小説の犬はなぜポンピーと名づけられたのか。その経緯については特に言及されていません。ちょっと気になりますよね。